パソコン通信始めたらストーカーで困った

これは、当社の設立のきっかけにもなった事案です。
話は、昭和の時代までタイムスリップします。
ちょうどNity-Serveというパソコン通信が開局した1980年代のことです。

当時、私は、ワープロを使ってパソコン通信を始めていましたが、友人の彼女が最近、今でいうストーカーに付きまとわれているみたいで困っている、という相談を受けました。
そこで、友人と一緒に彼女から詳細を聞いたところ、どうやらパソコン通信でのやり取りが原因だ、ということがわかりました。
友人と相談して、まずは、私が、パソコン通信の世界で侵入捜査(?)をすることになりましたが、文系の私には、ちんぷんかんぷんの出来事ばかりで、戸惑う日々が続きました。
当時の出来事は、何冊も本が出せるくらいいろいろなドラマがありましたが、そのストーカー事件に関しては、次のような事情だということがわかりました。
まず、当時は、パソコン通信に参加している女性はほとんどいなくて、希少価値でした。
また、不思議に思うかもしれませんが、パソコン通信という文字だけの世界で、現実と同じかそれ以上の恋愛感情が生まれることが多々あります。
さらに、私が当時パソコン通信上で知り合った若い男性ユーザーの多くは、現実の世界での恋愛経験がないような状況でした。
そういう状況の中で、パソコン通信を始めた彼女は、とても素直な人だったので、チャットなどの会話で聞かれると、無警戒に自分の情報を話してしまっていました。
チャットなどの記録を調べてもらったら、どこの駅から何時頃の電車で会社に向かう、という会話もありました。
ただ、ワープロ通信しかできない私には、解決のためには限界があったので、そこから当時主流だったNEC98シリーズのパソコンを購入して、パソコン通信のホスト局を立ち上げて、たくさんの人と出会い、いろいろな情報を集めまくりました。

詳細は書けませんが、結果的には、いろいろな協力者にめぐえりあえて、無事解決することができました。
思えば、この出来事が、私のパソコンスタートと当社設立のきっかけとなりました。
当社の「困ったを一緒に解決します」というのも、これが理由です。
当時、メールを使い始めて、「これは、本当に素晴らしいツールですごいっ!」と言っても、誰も相手にしてくれませんでした。
パソコン通信がきっかけで恋愛感情が芽生えて、結婚した人がいる、と話しても、信じてもらえないような時代でした。
私がツイッターをしない、iphoneも解約してスマホも使っていない、重宝しているのは、携帯電話の電話機能とメールだ、というと、時代遅れのレッテルを貼る人がいます。
すごい時代、素晴らしい時代がきたものだなぁ、と実感します。