営業から経理や人事のパソコンの情報が見えて困った

【ネットワークの設定部門の具体例】
相談内容をわかりやすく説明すると、このようになります。
【会社などの事業所の例】
1.事業所内でネットワークを組んで、全部のパソコンからインターネットやプリンターを使えるようにしたい。
2.経理や人事、あるいは、会社経営者のデータについては、営業のパソコンからは見えないようにしたい。
【学校などの教育現場での例】
1.学内でネットワークを組んで、先生用のパソコンからも、生徒用のパソコンからも、全部のパソコンでインターネットを使えるようにしたい。
2.先生用のパソコンには、生徒の成績などのデータが入っているので、生徒用のパソコンからは見えないようにしたい。
このような相談を受けると、当社では、「VLAN」という機能を使ってネットワークを組む方法を提案します。
「VLAN」という言葉は、聞きなれないと思いますし、「VLAN」の機能も、いくつかあって、なかなか理解しにくいと思いますので、概略図を作成してみました。

概略としては、
1.ネットワーク上に別々のグループ(AとBとC)がある
2.AとBとの間ではデータのやりとりはしない
3.しかし、AもBも、それぞれCとはやりとりをしたい
このような設定がVLANの管理画面で行うことができます(設定は、コマンドで設定する場合と、そうでない場合があります)。
この他にVLANの機能を使って、下記のような設定をすることもあります。
1.インターネットにアクセスさせたくないグループ(個人情報などを管理しているサーバー等)Aがある
2.インターネットのグループBがある
3.インターネットにも個人情報のサーバーにも接続して作業をしたいパソコンのグループCがある
この場合は、重なっているグループのポートにパソコンをつないで、、個人情報を管理しているサーバーとインターネット回線のポートを、別々にします。

こうすることで、個人情報などを管理しているサーバーに直接インターネットはつながらないので、セキュリティの上から安全性が高まります。